突然ですが、実験をひとつ
- いつも以上に、素人が熱く語っていますが、正確でないところもあると思います。興味がある方は、歯科の領域ですので、ぜひ調べてみてくださいませ!
さて・・・
突然ですが、口を閉じて唾を飲み込んでみていただけますか?その時、舌がどこにくっついていますか?
これ、「上の前歯のちょっと奥(のど寄り)」にあるのが、望ましい位置らしいです。(この望ましい位置のことを、「スポット」といいます)
普通にスポットにある人からすると「え?他に、どこにおけるの?」と逆に困惑すると思うのですが、スポットじゃないところにある人もいるのです。「下の前歯の奥あたり」とか、「前歯を押してる」とか。
それで何が困るかというと・・・
- 睡眠時に口があきやすく、睡眠の質が悪くなりやすい(口呼吸を誘発しやすい)
- 平常時も口があきやすく、表情にしまりが欠けやすい
- 歯並びが悪くなりやすい(特に舌で前歯を押す癖があると顕著)
このような問題があるようなのです。
なぜこれを気にするようになったかというと、娘ちゃん、舌の位置が良くないのでは?疑惑があるからなのです!
舌の位置が良くない疑惑と、遺伝子すごい
うまく書けるかわからないですが、経緯を時系列で書きますと・・・
- そういえば、娘ちゃんいつも寝る時口があいてるな
- よくよく観察してみると、舌のさきっぽが上の歯と下の歯の間から見えている
- 「寝るとき 口があいてる」で検索して、あまりよくないらしいと理解
- 舌が正しい位置になく、前歯に、内側→外側の圧力がかかっているぽい
- たしかに、歯磨きしていると、前歯のアーチがやや急気味(出っ歯の兆候)
- 指しゃぶりさえ治れば、歯並びは改善すると思っていたけど、そうではないかも?
・・・と、ある日突然心配になってしまったのです。寝るとき鼻呼吸しているので、鼻が悪いわけではなのです。ただ口があいている。で、母が指で口を閉じても、舌の位置が変わるわけではないので、すぐあいちゃう。
なので、旦那に「娘ちゃん、舌の位置が良くないかも。口を閉じて唾を飲み込んでみて?」と相談したら、旦那の舌はスポットになかった・・・。
お、お、親子か~~~!(親子なんだけど)
旦那はとくに歯並びは悪くないのですが、あらためて考えると、以下の点が関係しているかもしれないとのことでした。不確定だけど。
- 寝るとき鼻で息がしにくい(でもこれは鼻が悪いせいかもしれない)
- 空気を飲みやすい、そのためお腹が張る
- 滑舌が良くない気がする
- 顎関節症の傾向がある
あらま~・・・。
もちろん、まだまだ小さい2歳児なので、勝手にいい感じになるかもしれないです。でも、遺伝の問題もあるし、通常よりリスクが高めな気がする。神経質になるには早すぎるけど、できることがあればやってあげたい!(そしてあわよくば、歯列矯正しなくてもよいようにしてあげたい、コスト的にも!)
そんなこんなで、自己流でお口のトレーニングをしてみることにしました。
ご参考)素人が原因を想像してみる
素人の想像ですが、以下が怪しいかなと思っています。
- 0歳~1.5歳のとき、保育園の洗礼で風邪で鼻が詰まっていることが多かった。それで口で呼吸するしかなく、鼻が良くなった今も、その癖がついてしまった?
(ちなみに、旦那は鼻が良くないです) - 指しゃぶりして寝るので、そのまま指がぬけたときの舌の位置が好きになってしまった?(2歳現在、眠い時やさみしいときなど、ちょいちょいしています)
(ちなみに、旦那は小さいころ、指しゃぶりの癖はなかったそうです) - 単に舌の力がよわいのか?あっかんべ~のべ~をしても、舌を上手に伸ばせないので。
- それとも、口腔のサイズに比べて舌が大きくて、お口に収まりにくいのか?たしかに顔が小さいからな・・・。(歯科検診ではとくに指摘なし)
まとめると、本当のところはよくわかりません。
母の試行錯誤3つ
つい半月前に始めたばかりなので成果はでていないのですが、紹介します。
参考にしたこと
この種の舌の癖のことを「舌癖(ぜっぺき)」といい、子供~大人に向けた改善トレーニングが提供されています。「口腔筋機能療法(MFT)」といい、一部の歯科で、有料でトレーニングを受けられます。
保険効きませんが。
インターネットで検索するといろいろ出てくるのですが、基本的に「言葉などで指導を受けて、継続してやってみる」系なので、本人が努力できる理性(?)が必要。幼児は無理と思います。
本当に小さい子でもできることはないかな~?と探して、やってみてます。
- 最悪、効果がなかったら、対象年齢になったころに、父と一緒にトレーニングを受けに行ってもらえばいいや~と、思っています。つまり、ダメ元でやってます。頼りなくてすみません。
お口と舌の力を付ける(1): ぶくぶくぺ~
「口の筋肉を鍛えるのも効果的」と、インターネット先生が言っていました。小さい子は、口の筋肉が弱いので、口が閉じにくいかもと。なるほど~。
鍛える方法の一つに「うがい」がいい、というのを見かけました。
それで、朝晩の歯磨き時と、外出から帰ってきた後に「ぶくぶくぺ~」することにしました。(感染症予防的には帰宅時は「ガラガラぺ~」がいいのですが、まだできないので)
はじめは、口から「だ~」っと出ていただけなのですが、だんだん「ぺ~っ」ができるようになってきました。口の筋肉がついたのか、単にコツをつかんだのか・・・!?「ぶくぶく」も、口全体を使ってできるようになってきている気がする。
子供自身が気に入ってるし、衛生面でもいいし、もしかしたら効果もあるかもしれないし、良いことづくめなので、積極的に継続中です。
お口と舌の力を付ける(2): あいうべ体操
これは「あ~」で咽を広げるようにお口を大きく開けて、「い~」で唇を左右にできるだけもっていく感じで歯を閉じて(必死な感じになる)、「う~」で口をこれでもかとすぼめて、「べ~」で舌をできるだけ伸ばす・・・という体操です。
いろいろな動きが含まれているので、鍛えるのには良いのでしょう。気が向いたときに「いっしょにやろう」と誘いますが、無視されることもしばしば。
なので、あっかんべ~だけでもやってみたり、ニコニコ笑ってみたり、ちゅ~のお口をしてみたり、にらめっこあっぷっぷ~をしかけてみたり、日常的にいろいろな表情をするように働きかけています。
・・・・余裕があるときはね!(毎日必死なので、なかなか難しい)。
大人っぽい口の動きに: ストローマグ封印
赤ちゃんのときは、おっぱいを飲むための舌の動きが得意らしいです。
でも成長とともに、ものを食べて、上手に飲み込むという大人っぽい動きに変わっていくらしい。この移行がうまくいかないことが、癖の原因の一つになることがあるようです。
で、これは完全に私の「勘」ですが、娘ちゃんの場合、ストローマグもよくないのではないかと思いました。ストローマグの飲み方を観察すると、大人がストローで吸うのと明らかに違って、母乳を飲むときに似た口(舌)の動きをしている気がする。吸いつくというか、しごき吸う(←造語?)というか。
これをもっと、大人っぽい舌の使い方に誘導したほうがよい気がする・・・。
というわけで、ストローマグはお蔵入りにしました。ごはんの時のお茶もコップ、就寝時の水分補給もコップ。外出時のために、水筒を新調。
特に寝室でコップは心配でしたが、全く問題ありませんでした。娘ちゃんは、卒業の準備が十分できていたのに、こぼしにくいという親の利便性だけで使っていたようです。
ごめんね。
おしまい
今回書きたかったことはこれでおしまいです。
これに限らず「癖」というのは、大人になってからは治しにくいもの。デメリットが多い癖であれば、無理のない範囲で、誘導してあげられるといいなと思います。でも、気にしすぎて母がカリカリしてしまうと絶対かわいそう。押しつけにならないように、「ダメ元」で気軽にやりますよ。
(といいつつ、さっきもお口を閉じてみた、すぐ開いた。んも~ 笑)
追伸
同じお悩みを持っているお母さま、あるいは大人の方で、良い方法やアイデアをご存知の方がいたら、教えていただけると嬉しいです。なにとぞ、お願い申し上げます。
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